コンセプトは「循環」。
アートを通した問題提起。

Beeat!!八重洲の会場では、
国内のリーディングアーティストでありながら、
ロンドンや東京、大阪、広島と各地で巨大な
コラボレーション・ミューラル(壁画)を
誕生させているチーム(SUIKO・FATE・IMAONE)が
Beeat!!八重洲の会場をアートで盛り上げます。

Art Concept

「廻る〜Circulation〜」

学生たちとの対話から、現在の食問題を解決するには、「生産/流通/消費/環境」の4点から考えていく必要がある、と理解しました。
その4点を総括し、今回の「Beeat!!八重洲」空間アートの大コンセプトを「循環」としました。そこから絵にするに当たって、サブコンセプト(ストーリー)を「つながるいのち/循環する大地」としました。
太陽(光)を彷彿とさせる玉。空の雲。大地の地平線。「稲(植物)を植える手(=生産)」/「人から人へ運ぶ手(=流通)」/「食べる手(ボーノ!=消費)」「戻す手(=環境)」の4つの手。八重洲の「八」/循環を意味する八角形から展開した模様で画面を分断、構成しました。学生たちは食の持つ価値の再確認や科学的アプローチから「食」を見つめ直す。アートチームは根本に立ち戻り、広がり続ける人間の「欲」を見つめ直す。その両輪で未来の食と向き合い、地球と本当の意味での共存が目指せないだろうか。そんな問題提起になればと考えました。

FATE
(フェイト)

1994年にストリートアートに触発され、グラフィティを描き始め、東京・神奈川を中心に活動。高く繊細なスキルの基、描かれたレタリングが評価され、国内外のART EXHIBITIONに多数招聘される。
大手外資系車メーカーやワールドワイドのスポーツブランドなど、様々な有名企業とのコラボレーションを始め、渋谷区・茅ヶ崎市などの公共施設、数多くの商業施設の外装・内装のミューラルを手掛ける。
また、各種グラフィックデザインやCDジャケットデザイン、アパレルへのデザイン提供など、デザイナーとしての活動も多岐にわたる。 長年のストリートで培ったグラフィティのスタイルと、豊富な経験から生み出されるデザインを掛け合わせ「文字・物・事」を独自の解釈で幾何学的かつ多角的に表現。
そして、これまで描いてきた二次元の作品は、近年、壁を飛び出し木工作品として三次元的に具現化し、カテゴリに捉われない様々な作品をリリースしている。

IMAONE
(イマワン)

東京を拠点に、数々の壁を凌駕するグラフィティ・アーティストであり、気鋭のデザイナーとしても活躍。一目で分かるアイコニックなオリジナル・キャラクターや、センシティブなタッチが、国内外から高い評価を得ている。またデジタル知識・技術を駆使し、あらゆるフォーマットにフレキシブルに対応。アーティスト・コレクティブTHAでは、アーティストとしてだけでなく、東京新虎スタジオをマネジメントしながら、巨大な壁をコラボレーションしていくファウンダー/プロデューサーとして辣腕を振るう。

SUIKO
(スイコ)

身体の自然な動きによって生み出される躍動感と、ダイナミックな構成を得意とするグラフィティ・アーティスト。日本とヨーロッパの美意識の融合、またそれらとは相反する配色は、独自の色彩論と評される。国内外で描かれた数多くの壁画は街のランドマークとなっており、近年では岡山天文博物館、日生市民会館、広島市立大学、香港科技大学、ロンドンの巨大アパート内など、彼の作品群は公共施設でも観ることができる。THAのアーティスト/アートディレクターであり、アートスタジオdimlight代表でもある。